エクリプス雀鬼杯
約1年ぶりのエクリプス雀鬼杯。
2002年からはじまったこの大会も6回目。優勝すると「雀鬼様」と呼ばれる(リアル雀鬼S井S一さんは無関係だけども)という伝統ある大会なのである。
で、今回は募集期間が短かったからか、参加者は8名のみ。
それでも、精鋭揃いの麻雀の鬼たちである。
予選は3回。
恐ろしいほどにツモがよかった僕は、2着・1着・1着で危なげなく予選を突破。
予選を突破したのははじめてかも? いや、2回目か?
ということで、決勝戦。
序盤はO田さんがツインターボのように逃げるが失速。代わりに第2回大会の優勝者・直毅さんが抜け出す。
僕は序盤、16000点台で低迷したけど、親番でサンアンコーツモ(スーアンコ単騎イーシャンテンの形だった......)をあがったりして、オーラスの時点で2位へ。
しかし、トップの直毅さんとは8200点とマンガンで届かない差。赤系の牌がないので、かなり厳しい。
牌パイは悪くなったが、役がない。ドラも期待できない感じ。
これはダメかな~、と思っていたところでO田さんがカン。ドラが1枚乗る。
直後にテンパイとなったが、結局役なし。直毅さんが親だけに、オープンリーチ(今回のルールではあり)にしたいところだが、待ちはカンチャン。しかも2枚切れ。さらにドラ絡みでいい待ちにもできず。
まあ、もう改善はしなさそうなので、元気よくリーチ。
気合いで1発ツモ! ......は当然のごとく空振り。
しかし、ここから奇跡が起こった! O田さんが2枚目の明カン。これで裏ドラのチャンスが3枚に。そして、O田さんから当たり牌が飛び出した。
う......。当たるべきか、見送るべきか......。
僕の手は、現時点ではリーチドラ1の2600点である。差は8200点。当然足りない。しかし、もう待ちはほぼない。しょうがない。
ロン!
元気よくあがる。
裏ドラは......まさかのアンコに乗ってドラ3! すごすぎる!
これでリーチドラ4のマンガン!
しかし、足りない。200点。(このルールではカンブリはなし)
喜ぶ直毅さん。
「でも、最後のカンドラとカン裏があるんじゃないですか?」と気づく。
そして、新しいカン裏をみると......見事に1枚乗っている! これでハネマン。大逆転!
というわけで、エクリプス雀鬼杯、はじめての優勝! やったね!
これほどツイてるのも珍しい。
しかし、優勝賞金の2/3はその後の飲み代へと消えたのであった......。