2009-05-26

仕事日

本日は仕事日にしよう、ということでノートパソコンに向かうが、まったくやる気が出ない。
仕方がないので、近所にある巨大な本屋・ジュンク堂へ。

今回の旅ではたくさんの本を読むというのをテーマにしているのである。

が、ジュンク堂で買ったのは、ハチワンダイバー11と、スピリッツ、スペリオール。しかもスピリッツは先週号だった(笑) ていうか、先週号を堂々と置かないでくれ~。

で、今日まで読んだ本を簡単に紹介

トーキョー・バビロン(馳星周)
なぜか沖縄で東京を舞台にしたノワールものを読む。内容はいつも通りの馳星周ワールドで、悪人てんこ盛り、主人公は大ピンチというパターン。ていうか、主人公は元天才IT長者とフロント企業に出向した武闘派ヤクザだったはずなのに、途中で違う人物に変わっている!? それが仕掛け? 不夜城は好きだけど、これはいまいちかな。

流星ワゴン(重松清)
会社をリストラされ、家庭は崩壊気味だった主人公が、交通事故死した親子のワゴンに乗り込んで、人生の分岐点を再び訪れる。しかも、主人公と同い年になった死ぬ寸前の父親と一緒に、というもの。僕に息子でもいればまた違った見方ができるかもしれないが、特にピンと来ず。

夜のピクニック(恩田陸)
高校のイベント、夜を通して80km歩き通す歩行祭を舞台にした青春ストーリー。本屋大賞受賞作らしい。出てくるキャラクターがイケメンや美少女だらけということで、まったく感情移入できず。恩田陸の「六番目の小夜子」は高校生の時に読んで気に入ってたけど、今読んだらいまいちなのかな~。

グミ・チョコレート・パイン パイン編(大槻ケンヂ)
大槻ケンヂのトホホな青春小説三部作で、グミ編、チョコレート編に続くパイン編。よく考えたらチョコレート編読んでないや。ま、いっか。パイン編は、主人公の大橋君はもちろん、ヒロインの山口美甘子、アイドルの羽村、山之上のジーさん、すべてのキャラクターが素晴らしい。特に最終章とエピローグの印象的なラストシーンはよかった。

グラン・ギニョール城(芦辺拓)
1930年代のヨーロッパ古城を舞台にしたミステリと現代が交錯するという不思議な小説。ヨーロッパ編の方は翻訳風の文体で読みにくいが、現代編で主人公が解説してくれるので状況はわかりやすくなっている。小説の中の小説の謎解きと、全体の謎解きで1粒で2度おいしいミステリかも。
過去と現代の融合の仕方はよくできてる。

......日程的にあと4冊くらいは読めるかな。