2006-09-11

レーシック手術を受ける

レーシック受けてきました!
正確にはイントラレーシック。

以下、長文。


レーシックというのは簡単に言うと目の角膜にふた(フラップ)を作って外し、レーザーで角膜を削って視力回復をするというもの。
イントラレーシックは、フラップもレーザーで作ることにより、より安全になるというものである。

で、手術当日。
朝6時までかかってようやく仕事が完了。
軽く眠って、自宅から歩いて5分ほどにあるレーシック専用の病院へ徒歩で行く。

時間よりちょっと前についたのに、15分ほど待たされ、確認のための視力検査が行われる。3週間前に検査したときと変わらず。ちょっと安心。
その後、医師によるチェックを経て、ようやく手術をするクリーンルームへ。

クリーンルームでは順番待ちの人が数人並び、ベルトコンベアーに乗せられた加工食品のように流れ作業で進む。
まずは、フラップの作成。怪しげなBGMがなる手術室で手術台に仰向けで乗せられ、まな板の鯉状態。
上を見るとUFOのように円周上に光が点滅する機械がグイーンとやってきて、かなり未来チック。看護師さんに麻酔用の目薬を大量にかけられると、担当の医者がカメラのレンズのような円周の上のモノを取り出し、目の中にぐいっと入れる。
これが初めてコンタクトレンズを入れたときのように目に力が入ってしまい、なかなか入らない。
「力入れないでね~」と女の先生に言われるが、思わず力が入ってしまう。
それでもスポっと入ると目玉が固定された上、圧迫感があり、結構痛い。
そして、エキシマレーザーが上から降ってくる。ジリジリジリジリという感覚。1分くらいは照射されただろうか? これを両目行う。
フラップが無事に完了すると、完全に視界が真っ白な世界。ほとんど見えない。しかし、これが正常になのである。看護師さんに手を引っ張ってもらい、廊下の椅子に座らせてもらう。
ここで目を閉じたままレーシックの手術まで20分ほど待たされたが、フラップ作成が想像以上に痛く、次に行われるレーザーを想像すると恐怖の時間だった。

で、ついに順番が回り、レーシックの手術に。やはり手術台に仰向けに乗せられ、今度は緑色の光が見える。手術中はここを注視しなければならない。
レーシックでは眼球の固定は行われず、テープで上下を固定するだけだった。ちょっと安心。レーザーを当てられるのは不思議な感覚だったが、こちらはまったく痛みがない。緑の光源に集中しているうちに30秒ほどで完了した。右目に続いて左目も問題なく終わる。手術台から降りると、目は麻酔のせいか開けにくいものの、すでに視力が戻っているのがわかり、ちょっと感動。

そのまま仮眠室のような暗い部屋に連れられ20分ほど休憩した後、サングラスと目薬類を渡され、待合室で目薬をしたあと、病院をあとにした。

外の世界はクリアというより、非常に眩しかった。とても目を開けられない。
200mほどの自宅に帰るのも結構大変。遠くから来る人は付き添いが必要かも。
自宅に帰ると、強烈な眠気とともに右目に強い痛みが。痛み止めをのみ、目の周りをガードするカバーを付けて眠ろうと思うが、ずきずき痛むのでなかなか眠れない。左目は大して痛くないので、痛みがあるかどうかは個人差かも知れないが……。
やっとのことで3時間くらい眠ると痛みはほとんど引いていた。視界もかなりいい。すでに1.0くらいはあるんじゃないだろうか?
コンビニに行こうと外に出ると、かなりクリアの世界なものの、電灯や車のライトがぼやっとしていた。これは、ハロ・グレア現象というもので、数ヶ月はつきあわなきゃ行けないらしい。まあ、日常生活には問題ないと思うけど。

翌日、目が覚めると、やや異物感があるもののコンタクトを入れたとき以上の視力が。検査のため、再び病院に行ってチェックをすると、右目が2.0、左目が1.5だった。素晴らしい。医者のチェックでは、左目がかなり乾燥しているものの、目薬をきっちりとしていれば問題ないらしい。
目薬は3種類あり、3~5時間に1回ずつ、5分以上感覚を開けなければいけないので、結構大変。まあ、1週間くらいの我慢だけど。

現在、手術からちょうど24時間くらい。異物感も少なく、問題はなし。痛みもない。かなり満足。レーシックを受けてよかった、と思うのであった。