2003-12-24

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ」を読む。
今年の「このミステリーがすごい!」の1位作品。作者は歌野 晶午。

なんでも、この本を読んだ人の感想は「あっと驚くトリックに騙される」ってことで一致する驚くべき本格ミステリで、僕も騙されないように最新の注意をしつつ読んだが、あっさり騙されてしまった(笑)
それも納得のいかない騙され方ではなくて、「あ~なるほど~」という騙され方なので、爽快感があるほど。
ミステリではあるが、芯のテーマははっきりしているし(最後の方までわからないけど)、名作だと思う。

ついでにジャケ買いで「山崎マキコの「…ってこんな仕事」」という本を買う。
いろんな職業の1日を追う月刊アスキーの人気連載だったらしい。
「ネットゲーム運営」っていうのに惹かれて買ったけど、なんというか内容のスカスカ感が漂う本で、どうでもいいことが多すぎる感じ。細かい時系列で追っているから、面白くない時間帯は面白くないとはっきりしているのだ。
これがルポマンガだったら同じ内容でももっと面白かったかも。